1. 後継者めぐる問題
シーア派は、イスラム教の預言者ムハンマドの後継者は義理の息子イマーム・アリーであり、イスラム世界の指導権はムハンマドの子孫に引き継がれるべきだと信じている。一方、スンニ派はイスラム世界の指導者は必ずしも世襲される必要はないと考えている。
2. イマーム・アリーとその家族の崇拝
シーア派はイマーム・アリーとその子孫を崇拝し、イマームと11人の子孫を祭る聖廟に年に1度巡礼する。
3. 多数を占めるスンニ派
世界のイスラム教社会の約90%はスンニ派で構成されており、数ではスンニ派がシーア派を大幅に上回っている。サウジアラビアやバーレーン、アラブ首長国連邦といった一部のペルシャ湾岸諸国の政府当局者はスンニ派だが、イランとイラクはシーア派が政権を握っている。シリア政権はシーア派の分派であるアラウィ派だ。
4. 礼拝スタイル
シーア派とスンニ派の祈り方は異なる。スンニ派は両腕を組む一方、シーア派は腕を組まない。スンニ派は日に5回の礼拝を順守しているが、シーア派は日に3回に凝縮している。
5. 統治
シーア派のほうが階層構造による統制が強く、生存する宗教指導者らを信奉している。一方、スンニ派は通常、過去の宗教指導者たちが記した学術的書物に従っている。